映画「日日是好日」

これは最近見た映画のタイトルです。
「日日是好日」
にちにちこれこうじつ と読むそうです。
(ここから先はただの映画好き美容師のつぶやき的な感想になるのでご注意を!)
メインキャストには黒木華、多部未華子、樹木希林のお三方。監督は大森立嗣さん。
大森監督の作品は今までアングラな世界観だったり、サディステックな傾向がどことなく強かったのですが、全く別のジャンルのようなしっとりと心温まるようなセンチメンタルな作品だったのでそれにも驚きでした。
黒木華さんはドラマの主演でかなり知名度が高くなったような気もしますが、、、
個人的には「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観た時からもうファンです。
物語は主人公である女子大生のふたりが「お茶」の教室に通い始めるところからスタートをする。
茶道の作法も意味も何も分からず戸惑いながらも流れる日々、さらに就職や失恋、家族との別れなど経験した事のない苦悩に悪戦苦闘しながらも時を過ごす。
茶道の奥深さに触れる事でそれまでと少しずつ変わっていくその成長を描いた作品です。
物語の中で茶道教室の先生を演じる樹木希林さんの存在感が圧巻です
印象に残ったのはその先生のセリフで
「お茶はまず『形』から。先に『形』を作っておいて、後から『心』が入るものなの。」
と生徒たちに伝えるシーンがあります。
こーゆーいわゆる精神論みたいな話を聞くの僕は結構好きです笑
茶道の精神だけでなくとも美容業界でも同じように感じる事ですが、
お客様に良い「デザイン」を提供すれば、自ずととそこに「美意識」がついて生まれるものです。
美容師の仕事は最初は「形」を変える事ですが、そのさらに向こう側には「心」を変える力があると思います。
とそんな事を改めて考えさせられたので自分にとって良い映画に出会えて良かったです。
映画の冒頭で主人公の女の子が子供の頃に両親に映画館に連れて行かれフェデリコ・フェリーニ監督の「道」という映画を見たが、幼心に何がいいのかさっぱり分からなかったと話しています。その後、大人になって再びその映画を見た後に「この映画で感動出来ない人生なんて勿体ない」と思うくらい見たらすごい映画だったと感動を語る場面があります。
映画って本当そーゆーものですよね。
単純にそれが世間一般的に面白いのか面白くないのかなんて関係なくて、
そのときの自分に刺さるのかどーかが大事ですよね。
どんな映画もどんな人生も楽しめるかどうかはその人の気持ち次第って事ですね。
とまぁ多少熱くなり長くもなりましたが、、、
映画ネタブログ今後も飽きずにぜひお付き合いください笑
Hayashi Toshiyuki
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